「ウール羊くん、聞いてくれないかな・・・」
と、昼休憩になんとも言えない顔色で話しかけてきた、同僚の黒ヤギくん。
もしかしてこれは記事ネタの予感。
進行不能バグに出会ったウール羊を、髪・・・じゃなくて神はお見捨てにならなかった!!
「・・・ウール羊くん、なんか邪悪なオーラが出ているよ」
気のせいだ。
さあ、きっちり細部まで事細かに話してもらおうか。
そんなわけで、本日はオカルト嫌いな黒ヤギくんが、変な現象に遭遇してしまった話です。
例によって、動物画像とともにお楽しみください。
それは、昨夜の出来事でした。
オカルト嫌いというより、怖いのが大嫌いな黒ヤギくん。
なのに夜間のドライブが大好きという、なんとも矛盾した趣味を持ってます。
「三連休の最後の日だから、鋭気を養うために夜のドライブに出たんだ」
いつもは決まったルートを、のんびりとドライブするのですが、どういうわけか、
「なんとなく、違うルートを走ってみようと思っちゃったんだよね」
そのルートとは、川沿いを走るルートです。
ウール羊や黒ヤギくんの住んでる地域にはわりと大きい川があり、昔は結構な頻度でピーッ(自粛)が流れ着いたらしい話をよく聞きます。
「いや、その話は俺もじーちゃんから聞いててさ、夜は絶対に通らないようにしてたんだ」
なんで?
「ユーレイに遭遇しちゃったら怖いじゃん!!」
今まさにオカルト現象が頻発している職場で、弁当を食べていることをすっかり忘れてる発言をかました黒ヤギくん。
それはともかく、いつもは通らないようにしていた川沿いの道をルートに選んじゃいました。
お気に入りのアーティストのCDをかけ、いい気持ちで一緒に歌っていたその時。
「あれ?エンジンが・・・?」
ス~ッと、まるでブレーキを徐々に踏んだかのようにス~ッと止まったそうです。
「ブレーキを踏んでないのにだよ?アクセルを踏んでたのにだよ?あり得なくね?」
なんかヤバいと思った黒ヤギくんは、アクセルをおもいっきり踏み込んだそうです。
結果は推して知るべし。
「どんなにアクセルを踏んでも、全然動かなくなっちゃったんだよ。車検から返ってきたばっかなのに」
つまり、車のコンディションは万全です。
それなのに、まさしくス~ッと止まってしまったと言います。
「問題はこの後」
おっ!!
やっと記事ネタが!!
内心のワクワクが盛大に顔に出ていたらしく、黒ヤギくんに涙目で睨まれてしまいました。
わかったよう。
真面目に聞くから話して。
お願い。
「記事にしてもいいけど、俺をイケメンに書いてよね」
そんなわけで、怖がりなイケメン(?)の黒ヤギくんは、じーちゃんから聞いた話を思い出し、なんとか川から離れようと努力をしました。
が、ありがちなことにエンジンがかかりません。
いっきにパニクる黒ヤギくん。
なんか霧も出てきたし・・・え?霧?
霧って今の時期に発生するっけ?
確かもっと寒い季節に発生するような気が・・・?
「しかも、どんどん濃くなってきてさぁ、前が全然見えなくなっちゃったんだ」
なんかものすごくヤバいかも。
そうだ!!誰かに電話して迎えに来てもらおう!!
と、スマホを取り出すも、
「・・・なんで圏外?」
これでは、電話しようにも出来ないじゃん。
これでさらにパニクりまくった黒ヤギくん。
よせばいいのに、まわりの状況を確認しようと顔を上げてしまいました。
そうしたら・・・。
なんと車のまわりを人影が取り囲んでいました。
あっ!!と思った瞬間、金縛っちゃった黒ヤギくん。
「ヤバいと思ってるのに、ガン見しちゃうんだよね」
そうこうしているうちに、ボヤけていた人影がだんだんハッキリと・・・。
してきたところで、天の助けが入りました。
対向車線から夜間配送中のトラックが通り掛かったのです。
気づけば金縛りもとけて、あれだけ出ていた霧もすっかり晴れてました。
この時を逃してはならぬと、エンジンをかける黒ヤギくん。
幸いなことに問題なくかかり、無事に帰ることができました。
「だけど、おかしいんだよね」
なにが?
「そのトラック、エンジン音が全然聞こえなかったんだ」
・・・・・・・。
てかさ、それってトラックのユー・・・。
「うわぁぁぁぁぁっ!!聞かない!!俺は何も聞かないからな!!」
弁当をしっかり食べ終わった黒ヤギくんは、財布をひっつかみながら自動販売機の方へ逃げて(?)いきました。
てかさ、それってトラックのユーレイに助けてもらったんじゃ?
と、言おうとしてたんですが、聞きたくないそうなのでやめておきます。
今回の動物ググりワードは、「面白画像 動物」と「ラクダ かわいい」です。
文字通り、面白可愛い画像がいっぱいです(^^)
癒しが欲しい人は、ぜひググってみてください(*≧∀≦*)