こんにちは。
ただいま、セラーナママ・ヴァレリカさんの研究室にいる、
ニャン吉です。
ヴァレリカさんの日記を見つけたのはいいのですが、どうやら “ソウル・ケルン” という場所に行ったらしくて、
と、セラーナさんに言われて、その材料を探してる最中です。
その材料というのが、
もー、どこだよ。
“丁寧にひいた骨の粉” って!!
・・・・・・。
わりと近くにあったのは内緒だ。
「問題発生ですわ」
へ?問題?
「この日記によれば材料にあとひとつ、お母様の血が必要ですのよ」
そうなの?
親子なんだし。
「・・・・・・私に貧血になれと?」
ニャッ!!でもでも、ソウル・ケルンには行かなきゃならないんだし・・・。
「仕方ありませんわね・・・、ガブッ」
ひゃあ!!痛い!!
「・・・・・・いや、ニャン吉さんには噛み付いてませんから。ほら、開きましたわ」
なんて眩しい、
おっしゃ!!
ではセラーナさん、レッツゴー!!
フ・・・ギャアァァァ!?
「ああ、言い忘れてましたわ」
何を!?
「ソウル・ケルンには幽霊しか入れませんのよ」
幽霊・・・だと・・・?
「つまり、私のような “吸血鬼” か “死者” ということですわ。というか、“魂縛” の術をかけられてしまった人物ですわね。入るにはそれなりの代償が必要でしてよ。で、どうなさいますの?」
どう、とは?
「“吸血鬼” になるか、“魂縛” を掛けられるかですわ。魂を全部縛るのはさすがに無理ですわね。ニャン吉さんに一部だけ “魂縛” をかけて、魂をちょこっとソウル・ケルンにいる神のようなものに捧げるのですわ」
一部?それなら・・・。
「ただし、魂は弱体化してしまいますわよ」
だがしかし。
俺の心は決まっているぜ。
ハルコン卿みたいに、変身したら裸族になってるのは嫌なんで。
「そっち!?・・・まあ、いいですけれど。では、なるべく痛くないようにしますわ」
えっ!?痛いの嫌なんだけどぉぉぉ!?
「大袈裟な。終わりましてよ」
へ?いつのまに?
「ほら、チャッチャと行きますわよ」
え?ちょっと待って・・・、押さないでよ!!
なんつーか、不気味というか・・・。
ほんと!?どこどこ!?
「“生きてる人” って言ってませんわよ」
・・・・・・なんか俺、遊ばれてる?
「ほらほら、早く母を探してここを出ましょう。あまり長居をする場所ではありませんわ」
とっととヴァレリカさんを見つけて、星霜の書をGETしなきゃね!!
ていうかさ。
「なんですの?」
俺たち、すでに迷子になってませんか?
「・・・気のせいですわ」
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スカイリム観光案内【ヴォルキハル城④】
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