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Channel: ウール羊と “ちょこっと” ニャン吉
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スカイリム観光案内【ソウル・ケルン①】

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こんにちは。

ただいまセラーナさんのお母さん、ヴァレリカさんを探しにソウル・ケルンまでやって来た、




ニャン吉です。




いや、俺そんなこと言ってませんよ?

「あら、そうでしたかしら?なんだか妙な幻聴が聞こえるようですわ」

・・・・・・だいぶお疲れのようですね。

なんだか暗に “早くお母さんを探してちょうだい!!” と言われているようだ。




やべえ。
声に出ていたか。
気を付けねば。

ていうか、




もう “幽霊恐い” なんて言ってらんねえ。
あそこにいる幽霊に道を聞いてみるぜ!!

ついでにヴァレリカさんを見たかどうかも聞いてみないとね。

ヘイ!!そこの幽霊さん!!




道に迷っちゃったので、どこをどうに行けばいいかの道順と、あとババア・・・じゃなくて、吸血鬼のご婦人を見たかどうかを・・・。

「ごめん、わかんね」

そうですかー。
それじゃ仕方ないですね、他の幽霊さんに聞いてみますね。

ヘイ!!そこの幽霊な彼女!!




ちょっと聞きたいことがありまして。

「もしかして、あっちの野郎に聞いてたことかしら?」

そう!!それです!!
ご存じですか?

「ごめん、知らない」

そうですか、じゃあ、他の人に聞いてみますね。

ヘイ!!そこの角つき兜のイカした幽霊さん!!




「いや、つか、質問の内容が聞こえてきたし」

あ、そうなんですか。

「ていうか、みんな知らねえと思うぞ。自分のことで手一杯だからな」

なんで?

「だってお前、ここの連中は “魂縛” かけられてここへ送られて来ちゃったんだぜ?時間の感覚もなくなっちゃってるわ、出られねーわでもう大変だぜ」

「まあ!!こんなところで一生を過ごさなければならないなんて!!」




ちょっ、セラーナさん!?

「いや、まあそうなんだけどよ」

あれ?わりと冷静ですね。

「出られねーもんは仕方ねーしな。ま、出られるうちにとっとと出ろよ。お前らは生きてるんだろ?」

ええ、まあ・・・。

「私は死んでますのよ」

えっ!?

「お嬢ちゃん!!あんた足があるのに!!」




「おま、ビックリさせるんじゃねーよ」

“吸血鬼” という単語はスルーですか。

「ある意味何でもありだからな、ここは」

なんて豪胆な・・・。
まあいいや、ありがとうございました。




あ、そっか。

えーと、地図地図・・・。




「地図なんて頼りになりませんわよ」




セラーナさんが “地図を見ろ” って言ったんじゃん。

「あら!!あそこに幽霊さんが!!」

ほんとにいい性格だぜ。




「あの、アルヴァクを探してほしいんです。“逃げろ” って言ったら、律儀に逃げ回っていて・・・」

つか、アルヴァクって誰ですか?




ああ!!ちょっと落ち着いて・・・。

「うわあぁぁーん!!アルヴァクぅぅー!!どこにいるんだぁぁぁぁ!!」

うおっ!!わかった!!探すから!!

「うえぇぇぇーん!!」




歩いていればそのうち見つかるんじゃないかな。

「そうかもしれませんけれど・・・あらあ!?」

へ?なに?

「あの方をご覧になって!!」

あの方?・・・あれえ!?




「へ?」




「なんで?」

なんで?って、だって・・・。

「貴女、足がありますわよ?」

「え?アハハー、そんなわけ・・・」




「どうしたこれ!!なんつー中途半端な!!」

取り敢えず落ち着いてください。

「そうですわ。冷静になりませんと」

「そ、そうね。まず深呼吸を・・・ス~、ハ~・・・」




「つかさ、処理落ちってヤツじゃね?これ」

おっと、以外と冷静ですね。

「だってさー、それ以外に考えられなくね? “魂縛” かけられたのは確実なんだしさ」

はあ、それは・・・。

「しかし、中途半端なのは気になるわね」

そうですねぇ。

「・・・・・・ま、いっか!!」

へ?

「だって、足があるのってたぶんワタシだけじゃん?目立っていいよね!!」




なんか・・・、たくましいな。

「そうですわね・・・じゃなくて!!早く母を見つけてくださいませ!!」

わわわ、分かってますともぉ!!





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