しかも狭かった。
「見る間に耳と猫ヒゲがしょんぼりしていく様子は、実に見ものでしたわ」
「ですがニャン吉さん。目的は水集めで洞窟探検ではありませんわよ」
分かってますとも!!
と、思って出発したのに、
何アイツ?
ボ~ッと突っ立ってんだけど。
こっそり近づいてみましょうか。
確かに棍棒を孫の手がわりに使うあたり、巨人以外の何者でもないけど、
う~ん、もうちょっと間近で見たい・・・うぉっ!?
気付かれた!!
「サッキカラウルセーナ!!」
「見つけましてよ!!」
いや、見つけたから近づいてたんだけど!?
「片付きましてよ」
早っ!!
名前が “氷の巨人” と言うわりにサイズもトロールみたいだし、その辺にいる巨人とは種族が違うみたいですね。
さてと、ポケットの中を調べさせていただくぜ。
武器以外は全部貰っとこうかな。
じゃ、セラーナさん。
出発しましょうか。
「待ちくたびれたぞ漫才コンビ。ほら、早く水を汲んで5番目の祠に行け」
“漫才コンビ” が定着しちゃうので、その呼び方はやめて下さい。
じゃ、セラーナさん。
行きましょうか。
と、思ったら、
別の場所から渡りましょう。
「・・・・・・これ、何か変なものが出てくるフラグじゃありませんこと?」
なんだか、ヒビにの上に乗るように誘われている気がしてならない。
うむむ・・・。
ここを突っ切った先に祠があることは分かってるんだけど・・・。
「ニャン吉さん、覚悟をお決めなさいませ」
ちょっと!!セラーナさん!!
後ろから背中を押さないでよ!!
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スカイリム観光案内【忘れられた谷②】
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