一作目が面白かったので借りてみました。
「特捜部Q キジ殺し」

1994年、双子の兄妹が夏の別荘地で無残にも殺された。初動捜査では名門寄宿舎学校の生徒たちの関与を匂わす情報もあったが、犯人は早々に逮捕され捜査完了となっていた。
20年後—特捜部Qのリーダー、カールのデスクには何故かこの終わったはずの事件ファイルが置かれていた。何故?誰が?特別な“意図”を感じとったQのメンバーは調査を開始する。そして、事件当時、重要情報を握っていると思わる少女が失踪していたことを知る。今も行方が判らない女“キミー”の行方を探しはじめるカールとアサドだったが、彼女を探しているのは彼らだけではなかった。エリート校出身で各界のトップに立つ男たちは、彼女というリスクを消し去るために彼女を探し続けていた・・・。
(特捜部Qキジ殺し 公式サイトより)
監督 ミケル・ノガート
出演 ニコライ・リー・コス、ファレス・ファレス、ビルウ・アスベック
制作国 デンマーク/ドイツ/スウェーデン 2015/1
オープニングは、20年前の事件の映像から始まります。

この事件をなんとか解決してほしいと、一人の男が、カールのもとを訪ねますが、

カールは追い返してしまいます。

絶望した男は自殺をしてしまうのですが、カール宛に事件の資料を残してました。

実はこの男、事件の被害者である双子の兄妹の父親で、事件を担当した刑事でもありました。

こちらの写真が事件の被害者です。
幸せそうに笑ってるのが、事件の残虐性を際立たせています。
20年の時を経てこの事件に挑むのが、

1度疑問に思ったら、とことん調べまくるカール・マークと、

そんなカールに振り回され気味の、苦労性な常識人アサド。

そこへ秘書のローセも加わって、事件の影に隠れた真犯人を追い詰めます。

1度は解決とされたものが、カールとアサドの地道な捜査によって、だんだんと真実が明るみになってきます。
そして、一人の女性が浮上してきます。

事件解決の鍵を握っていると思われる “キミー” です。
過去と現在が交錯しながらストーリーは進んでいきます。

こちらは20年前の “キミー”。

この “キミー” を犯人も探しているので、なんとか先に保護しようとしますが、逃げられてしまいます。

いやー、ストーリーもしっかりしてるので、このシリーズは安心して観られます。
小さいお子さんには観せられない描写もあるし、アクションも皆無ですが、警察物のミステリーとしては(ウール羊は)かなり面白いです。
ただ、こちらは二作目なので、特捜部Qの最初の事件から観たい人はこちらをどうぞ。
「特捜部Q 檻の中の女」

捜査ミスにより部下を殉職させ、自身も重傷を負った経験を持つ殺人課の刑事・カール。新設部署である特捜部Qへ配属されることになったが、そこは未解決事件の残務整理を主な業務とする閑職部署だった。仕事をしていく中で、カールは5年前に起きた女性議員の失踪事件に興味を持つ。議員のミレーデが、船から姿を消した後自殺として処理されていたのだ。助手アサドの力を借りながら、カールは再調査に挑むのだが…。
<allcinema>
監督 ミケル・ノガート
出演 ニコライ・リー・コス、ファレス・ファレス、ソニア・リクター
ていうか、このシリーズは原作があって、J・エーズラ・オールスンの「特捜部Q」シリーズの映画化です。
日本では現在六巻まで出版されてます。
や、読もうと思って買ってあるんだけど、つい映画の方から先に観ちゃいました。
てか、積ん読本が山になってて、部屋の中がヤベーです。
床が抜けたらどうしよう・・・。
あ、映画はどちらもオススメできる面白さなので、興味のある人は観てみてください。
ウール羊は今から積ん読山を崩してくる。