実はラプトルという恐竜目当てで観ました。
「ジュラシック・ワールド 炎の王国」

大ヒット・アドベンチャー超大作「ジュラシック・ワールド」の続編。恐竜テーマパーク“ジュラシック・ワールド”で起きた大惨事から3年後を舞台に、大噴火の危機が迫る中でオーウェンとクレアが繰り広げる恐竜救出作戦の行方と、恐るべき陰謀に巻き込まれた彼らの運命を、臨場感あふれる迫力のアクション満載に描く。 3年前の惨劇以来、人間が放棄したコスタリカ沖のイスラ・ヌブラル島では、“ジュラシック・ワールド”の恐竜たちが文字通り野生化し、島中に棲息範囲を広げて生き続けていた。しかし島の火山活動が活発化し、大噴火が迫っていることが明らかとなる。パークの元運用管理者クレアは、恐竜たちを絶滅の危機から救うため、恐竜監視員だったオーウェンに協力を要請し、救出隊を組織して島へ向かう。島に到着したオーウェンは、ずっと気に掛けていたヴェロキラプトルのブルーとの再会を果たす。しかしこの救出作戦の背後には、彼らの知らない恐るべき陰謀が隠されていたのだったが…。
監督 J・A・バヨナ
出演 クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ジャスティス・スミス
製作国 アメリカ 2018/7
終始、ハラハラしっぱなしでした。
怖い怖い怖い!!
怖すぎるって!!
や、面白かった。
・・・とは思う。
思うんだけども・・・、
素直に楽しめないというかなんというか。
これはアレですね。
今回は人間のエゴが突出してるといいますか、すごく嫌な人間ばかりなので、なんとなく嫌ーな気持ちになっちゃったのが原因です。
主人公のオーウェンと、
クレアは恐竜たちを助けようと頑張るのですが、
コヤツが台無しにしちまってですね。
ていうか、恐竜移住のための島まで当たりをつけてるんだったら素直に救出計画を遂行しろよと。
まあ、ただの救出作戦だけだと面白味がないのはわかっちゃいるんだけどもね。
この、赤ちゃんラプトルのときのブルーちゃんたちが可愛すぎたり、
ブロントザウルスくんがカッコ可愛いおかげで、悪人側の人間にずっとムカムカしっぱなしになってしまい、血管切れそうになっちゃったほど。
ラストも(ウール羊的に)あまりいい終わり方とは言えず、なんとも言えない気持ちになりました。
まあ、探求心が悪い方向に振り切れるとこうなっちゃうんだろうなー。
まあ、観ていてホッとした・・・というか、ちょっとコミカルなシーンも出てきたりして、そこだけは楽しかったかも。
主に、
このちっさいスティギモロクの “スティギー” ちゃんが出てくるシーン。
どうやら頭突きアタックが得意らしく、ターゲットをロックオンすると、
片足を上げ助走をつけながら、わざわざ頭のガチガチに硬い部分でもってアタック。
なおかつ、ホームランのごとく吹っ飛ばす念の入れよう。
このこだわり具合に拍手を送ってしまったのは言うまでもない。
いいぞ、もっとやれ。
ストーリーはしっかりしていたし、野性動物に対するビジネスの闇の部分にスポットを当てたのはいいと思います。
ただ、ウール羊は出てくる恐竜に対する思い入れが強すぎて、ちょっと許容範囲を越えていました。
前回の「ジュラシック・ワールド」では、ラストは島から人間がいなくなって、恐竜たちの楽園になりそうな終わり方だったから、ウール羊的には続編はいらなかったかもしんない。
とか言いながら、すでに「炎の王国」の続編が気になってたりするんだけども。
ただ、今回はウール羊が許容できなかっただけで、レビューは高評価なので、面白いのは間違いないです。
なので、気になった人はぜひ観てみてください。
後半のちっさい体で頭突きアタックをしまくる、スティギーちゃんの爽快なアクション(?)は必見ですぞ。